東証の売買システム復旧へ [株式関連ニュース]
東京証券取引所は、これまでトラブルを起こした売買システム
の復旧作業に追われていたのですがようやく本日を完了ました。
これにより、先週売買の停止を余儀なくされていた一部の先物
取引が、明日から通常通り再開するもようです。
実際に再開されるのは、東証株価指数(TOPIX)先物取引のうち
3月に最終決済をしなければならない3月限の売買です。
先週、突如としてシステムトラブルが発生したことにより取引
停止となったわけですが、こうしたシステムトラブルは国内外
の投資家にとってはマイナス材料となるだけに心配でした。
ただでさえ、海外勢の日本株離れが深刻化している中で、追い
討ちをかけるようなことにならないことを願います。
今回の件に関して東証側は、問題となった原因はプログラムに
必要とされる記号が欠落していたという欠陥によって生じたよ
うで、不安がさらに募ります。
当然のことながら、連休を返上して東証は、システムを製作し
た富士通とともにプログラムの修正作業に終われました。
こうしたことから、システムの試験運転が行なわれ、問題なく
動作することを確認されたようです。
今後に生かされるのであれば、よいのですが、繰り返しになり
ますが、時期が時期だけに避けたい問題でした。
こうしたトラブルは、証券取引所自体の信用もとわれ、新興国
市場であれば仕方が無いと思えても、世界のベスト3に入る取引
所に対する投資家の目は厳しいです。
トラブルに強いシステムを構築するとともに、トラブルが起き
後も速やかに対処できるようになることを願います。
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