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米金融機関決算大幅に悪化へ



前日米国にて発表されたリーマン・ブラザーズとゴールドマン
・サックスの12―2月期決算は、利益が半減する大幅に減益
決算となりました。しかし、アナリストの予想を大きく上回った
ことから金融不安が後退しました。FRB(米連邦準備理事会)
は利下げに動くとの期待も追い風となりました。


これによりNY株式市場は大幅高で始まりました。


そして、FOMCにてフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標
を0.75%引き下げて2.25%に決定しました。利下げ幅が1%
に届かなかったことでわずかに売りも出て上昇幅を縮小す
る場面もありましたが、可能性を示唆したことが好感され引
けにかけて再度上げ幅が拡大しました。



中央銀行が、操作目標とする政策金利について補足させて
頂きますと。お金の量をコントロールすることによって、物価
や景気の調整を行います。その手段の一つとして金利(お金
の調達コスト)の調節があり、その対象となる金利には「公定
歩合」と「無担保コール翌日物金利」があります。



金利自由化以後は現在は政策金利としての意味合いが薄
れていることから、日銀は強い従来の「公定歩合」という呼
称を改め「基準割引率および基準貸付利率」に名称を変更
してます。無担保コール翌日物とは金融機関同士がコール
市場において、担保なしで貸し借りを行う際の金利です。



これが操作目標となって調節方針を決定する日銀金融政策
決定会合にて無担保コール翌日物の誘導水準が示されます。
コールは英語のCallで、コール市場とは呼べばすぐ貸し借り
をする市場という意味です。



日銀総裁人事をめぐって、民主党は18日夜に役員会を開き、
次期総裁候補として、政府が提示した田波耕治国際協力
銀行総裁の案に不同意とすることを決めています。これに
より、経済界をはじめ色々なところから与野党に対する批判
の声が上がっているのですが、動じる気配はなさそうです。



ちなみに田波氏不同意の理由について鳩山幹事長は武藤
氏を不同意にして田波氏を同意する理由は全くみつからな
いと指摘し、判断力・即決力が求められている局面にありな
がら「必ずしも国際的な金融問題に詳しくない人が日銀総裁
として仕事ができるか。そのことが最も強い不同意の理由だ」
と集まった記者団に対して説明したもようです。



また、ロイターの記事によりますと、民主党が田波総裁案に
不同意とすることを決定したことによって、現福井俊彦日銀
総裁が退任した後、空席の事態が免れなくなったわけです
が、こうした空席リスクも選択せざるをえなかった理由につ
いて鳩山幹事長は「空席リスクよりも、間違った人事を行っ
て総裁に認めてしまった後の国民に対するリスクのどちら
を大きく考えるかの問題だ」と述べています。


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