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東京市場、出来高増えるも大きな材料なし


前日の東京市場、日経平均株価の終値は、前日終値比28円
高と5日ぶりに小幅ながら反発しました。

米国株式市場にてダウが小反発もナスダック指数は7日続落
しており、米国景気減速懸念を引き続き嫌気されることとなり、
売り先行で取引開始されることとなりました。

一時安値14365.86円を付けるも、出来高、売買代金ともに前
日上回っており、今年にはいってからこれまで大幅下落している
ことから、値ごろ感から買戻しの動きが高まりました。

また、アジア株式市場も軒並み堅調に推移していることから、
買い安心感がひろがったことも下支え要因となりました。

こうした背景には、債券先物と株価指数先物との裁定取引の
動きが活発したことが要因としてあげられております。

しかし、依然として、米景気の減速懸念が根強く、需給不安
も残っているので、戻りは限定的となりました。

一方、当日の先物市場では、売り圧力が掛かったことにより、
上値を抑えられることとなりました。

今のところ、リバウンド狙い、買い戻し、割安感、値ごろ感
以外の買い材料がないので、これからしばらくは、また不透
明な相場が続くことが予想されます。


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