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欧州 銀行 ストレステスト 90行中8行が不合格 [ユーロ 銀行 ストレステスト]


欧州連合(EU)21カ国の、いわゆるメガバンクと称される各国の主要90行が欧州銀行監督局
によってストレステストを受けるも、スペイン、ギリシャ、オーストリアの計8行が不合格でした。


一説には、今回のストレステストも凄く審査そのものが甘かったようで、その理由は規定どおり
に審査を行うと、本当に破綻に追い込まれる可能性があるからだとか・・・・。


それが真実であるかもしれない逸話を一つ、実は合格した82行のうち16行は自己資本率が
平均して5~6%だったようで、本来8%維持することが義務付けられています。


それをはるか下に上回っているわけですから、甘いといわれても仕方がありませんね。



「一部転載:産経新聞」

『8行が資本不足で不合格 EU主要銀行ストレステスト』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110716-00000511-san-bus_all


欧州銀行監督局(EBA、ロンドン)は15日、欧州連合(EU)域内21カ国の主要90行の
健全性を審査したストレステストの結果を公表し、スペインやギリシャなどの8行が資本
不足で不合格になった。資本不足額は計25億ユーロ(約2800億円)だった。


財政再建計画の破綻でギリシャの債務不履行(デフォルト)懸念が強まり、イタリア国債
の利回りが上昇する中、テストは景気後退や国債下落などの事態に金融システム
が耐えられるかどうかを判定。


資本不足と判定された銀行には、資本を増強することで市場の信頼回復を促すのが狙い。


テストの結果、財務の健全性を示す目安となる普通株主体の中核的自己資本の比率が
5%を下回って、不合格になったのはスペインの貯蓄銀行など5行▽ギリシャの農業
銀行など2行▽オーストリアの1行。


不合格の8行は半年以内に増資などを実施するが、自力で資本を調達できない場合は
各国政府が公的資金を注入する。中核的自己資本比率が5~6%で、かろうじて合格
した16行については各国の銀行監督当局が監督する。

続きはコチラから⇒



リーマンショック前後は、自己資本比率を12%に引き上げると欧州の金融当局の要人は
息巻いていたいわけですが、それをやってしまうとほぼ壊滅状態となってしまうことから、
いつの間にかトーンダウンすることになりました。


まぁ、いつものことのなのですが、本当に欧米の方々は自分たちに都合が悪くなると平気
でルールを変えてくるので、この点には十分注意が必要ですね。

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