米国債がデフォルトする可能性について [米国債務危機問題]
米国債のデフォルトリスクが日増しに高まっています。
本来であれば、とっくの昔に債務上限の引き上げが米国議会にて可決されていなけれ
ばならいわけですが、共和党が断固として拒否してきました。
このため、依然として協議の段階にあります。
しかし、いつまでも協議できるわけではなく、リミットが8月2日に迫っている関係で、
のんびりしている暇がありません。本当にデフォルトするとなると自爆と同じです。
そうしたなか、バーナンキFRB議長が、上院銀行委員会にて以下の通り証言しました。
「一部転載:ロイター」
『現時点で一段の措置講じる用意なし=米FRB議長』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000130-reu-bus_all
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、上院銀行委員会での証言で、
歳出を短期的に過度に削減すれば、すでにぜい弱な景気回復を阻害する恐れがある
と述べるとともに、米国がデフォルト(債務不履行)に陥れば金融市場に甚大
な影響をもたらすとあらためて警告した。
議長は「議会が予算変更の時期とその内容を検討する上で、米景気回復が目先引き
続き非常にぜい弱で、短期的に歳出を急激かつ過度に削減すれば回復を阻害する
恐れがあるという点を勘案するよう、ぜひ要請したい」と述べた。
また米国債がデフォルトになれば「悲惨な結果」を招き、「金融市場に深刻な打撃
をもたらし、米経済だけにとどまらず、世界経済へと影響を与える」と指摘。期限
までに債務上限を引き上げなければ、経済に対し「自己破滅的な傷」を残すとした。
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経済が疲弊しているにもかかわらず、財政再建を急いで緊縮財政に向かうのは、病気で
栄養が不足しているにもかかわらず、断食を行うようなものですね。
来週は、ここ数年間で一番重要な一週間となりそうです。
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